OCRソフトの ABBYY FineReader は、バージョン 14 以降で PDFの編集 に対応しました。
本機能では、テキストの編集、画像の配置、ページ整列、ブックマーク、メタデータ編集、署名、機密情報の削除、パスワード保護などの作業が可能となります。
本ページでは、ABBYY FineReader による PDFの編集についてご案内します。
【操作手順】
以下は、PDFツールバー上のボタンの説明です。
- では、メモ(コメント)を追加できます。
[表示] > [コメントペインの表示] を有効にすると、画面右側にページ内のコメントを常時表示可能です。 - では、描画ツールを使用して、線、矢印、図形、テキストボックスを描画できます。
線の太さ、スタイル、色 も指定可能です。 - では、強調表示、テキスト(コメント)挿入、下線、取り消し線を入力できます。
PDF文書内のテキストを変更せずに、注釈や変更内容を追記したい場合などに便利です。 - では、PDF文書内のテキストを直接編集できます。
文字の修正、削除、追記、フォント変更などをテキストデータ上で実行します。 - では、テキストを追加することができます。
テキストボックスと異なり、コメント形式ではなくテキストデータ内に新たなテキストを追加します。 - では、PDF文書内のデータを削除できます。
テキストデータ上の文字や罫線などの削除が可能です。 - では、PDF文書内に画像を挿入できます。
挿入した画像の、配置やサイズも調整可能です。 - では、ウォーターマーク(電子透かし)を追加/削除できます。
ウォーターマークを作成してPDF文書内に配置、または、文書内のウォーターマークの削除が可能です。
ウォーターマークは、転載を防止したい文書などで活用されています。 - では、PDF文書内にスタンプを挿入できます。
初期搭載されているスタンプ以外にも、新たにオリジナルのスタンプも作成可能です。 - では、ヘッダーとフッター領域を作成できます。
ヘッダーとフッターには、ページ番号、ベイツナンバー、日付/時刻の挿入が可能です。 - では、署名(サイン)やデジタル署名を追加できます。
署名では、PDF文書内に テキスト署名 または 画像署名 を追加できます。
[デジタル署名の追加] では、証明書付の署名を行うことで、ファイルが改ざんされていないことを証明します。(ファイルの完全性)
署名の削除は、署名をクリックして Deleteキーを押下します。
デジタル署名の削除は、デジタル署名を右クリックして、[署名の削除] をクリックします。 - では、PDF文書から機密情報を削除できます。
選択されたコンテンツは文書から削除され、使用された箇所すべてが選択した色で塗りつぶされます。
検索機能を使用した機密データの一括削除や、コメントや注釈など本文にはないオブジェクトデータも削除可能です。 - では、PDF文書にパスワードを設定できます。
閲覧(開く) と 編集と印刷 に制限を設定可能です。
安全性の高い AES-256 という暗号化方式に対応しています。