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PDF/A の運用事例

本ページでは、PDF/A 形式での保存に適した事例をご紹介します。
PDF/A の内容については、PDF/A とは をご参照ください。

PDF/A 規格に準拠したファイルは、変更を防ぐために「読み取り専用」で開かれ、編集作業を行うと PDF/A 規格の準拠から外れます。
この特性を利用して、編集作業を必要としない文書や、長期保存を目的とした文書で PDF/A 形式が利用されています。
具体的には、見積書、請求書、仕様書、取扱説明書などでの利用に適しています。

反対に、PDF/A 形式に適していない文書の代表例は機密性の高い文書です。
PDF/A 規格では、文書の暗号化が禁止されておりますので、パスワード付き PDF として作成できません。
そのため、多くの利用者は、パスワード付きの ZIP や 7z などに圧縮して利用されています。
ただし、この方法では文書ファイルそのものに制限を掛けることができません。
具体的には、文書ファイルに 読取制限、印刷制限、編集制限 といった制限は利用できません。

ABBYY FineReader を使い、PDF/A 形式として保存する方法は以下の通りです。

※以下の操作はすべて「名前を付けて保存」をクリック後の操作となります。

PDF編集機能(PDFを開く)から保存する場合

【操作手順】

  1. ドキュメントの保存ダイアログ左下の「PDF/Aを作成する」にチェックを入れます。
    PDF/A PDF編集
  2. プルダウンリストから PDF/A の種類を選択して、[保存] をクリックします。

OCRエディタから保存する場合

【操作手順】

  1. ドキュメントの保存ダイアログ左下の [オプション] をクリックします。
    OCRエディタ - PDF/A 1
  2. オプション画面で 「PDF/Aを文書を作成」 にチェックを入れて、バージョンで PDF/A の種類を選択して [OK] をクリックします。
    OCRエディタ - PDF/A 2
  3. ドキュメントの保存ダイアログに戻り [保存] をクリックします。