ABBYY FineReader のバッチ処理とは、コーポレートエディションとエンタープライズエディションに搭載されている、Hot Folder 機能のことを示しています。
本ページでは、Hot Folder で実行できる、OCRのバッチ処理についてご案内します。
Hot Folder を使用することで、ABBYY FineReader は、特定のフォルダ内のファイルを監視します。
1分に1回、毎日(時刻指定可能)、毎週(曜日単位)、毎月のタイミングで、フォルダ内を確認し、対象となるファイルを確認できれば、OCR処理を実行して、予め指定していたファイル形式に自動で変換します。
例えば、PDFファイルで届く請求書を、Excel データとして定期的に変換したい場合、以下のような運用が可能です。
【運用例 (処理の流れ)】
- 「PDF請求書」フォルダ内のファイル(.pdf)に対して、領域テンプレートを使用して OCR処理を実行。
- OCR処理後に Excelファイル(.xlsx)に変換して、「XLSX請求書」フォルダに保存。
- OCR処理後のオリジナル文書(PDF)は、「原本」フォルダに移動。
- 1~3までの動作を、毎日 12:00 に自動実行。
- エンタープライズエディションは、2019年 8月に終了 (廃番) しました。
ABBYY FineReader 15 以降では、スタンダードとコーポレートのみとなります。 - 領域テンプレートは、事前に作成する必要があります。
ご利用方法については、Hot Folder の登録手順(バッチ処理) をご参照ください。