OCR 処理に使用する CPU コア数について

ABBYY FineReader PDF 15 では、CPU で使用可能なコア数 (N) から 1 を引いたコア数 (N-1) を使用できます。

ユーザーが ABBYY FineReader PDF を起動した後、N-1 のコア数を使った バックグラウンドの実行処理* が開始されます。

例: PC に搭載された CPU が、Intel Core i5-12400 の場合、6コア CPU となるため、N-1= 5 のコア数を使用します。

設定を変更して、使用する CPU コア数を制限することも可能です。
コア数の制限は、パフォーマンスの低下に繋がるため、既定値でのご利用を推奨します。
PC への負荷軽減などが必要となる場合にご活用ください。

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縦書きの文書の読み取りについて

OCRソフトの ABBYY FineReader PDF では、縦書き文書の読み取りに対応しています。

操作画面上では、右に 90度回転した状態で表示 (下図) されますが、これは表示上だけの問題です。
テキスト表示に HTML を使用しているため、このような現象が発生いたします。

Word ファイルなどに出力いただくと、縦書き文書として出力されますので、ご安心ください。

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Apache Log4j の脆弱性 (CVE-2021-44228) による影響について

ABBYY FineReader PDF 15 は Apache Log4j の脆弱性 (CVE-2021-44228) による影響を受けません。

本脆弱性による影響はありませんが、様々な脆弱性による問題を回避するためには、アプリケーションを最新の状態でご利用いただくことが、最善のセキュリティ対策です。

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ページ数の上限に達したため、タスクは停止されました

Hot Folder で「ページ数の上限に達したため、タスクは停止されました。」というエラーが表示されますがページ数は残っています。なぜですか?
対象フォルダ内のページ/ファイル数の合計総数がページ残数を超えていないかをご確認ください。

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名前を変更して保存できない不具合

ABBYY FineReader PDF 15 R9 にて、OCR エディタで開いたファイルの保存時に、名前を変更して保存をしても、変更前のファイル名で保存される場合があります。

さらに、保存先に変更前のファイル (オリジナル) と同名のファイルが存在する場合、名前を変更しても「名前が {ファイル名}.pdf であるファイルは、既に存在しています。 このファイルを置換しますか?」というダイアログが表示される場合があります。
ファイル名の不具合

この問題は製品の不具合であり、現在開発元にて原因の調査に取り組んでいます。

この問題を回避する方法は以下の通りです。

【操作手順】

  1. 同名のファイルが存在しないフォルダ または 新しいフォルダを作成して、名前を変更せずにファイルを保存します。
  2. OCRエディタを終了します。
  3. Windows エクスプローラーでファイルを保存したフォルダを開き、対象のファイルを右クリックして [名前の変更] を選択します。
  4. ファイル名を任意の名前に変更し、任意のフォルダに移動してご利用ください。
  • 不具合の修正情報は、更新履歴 と本ページ内にてご案内いたします。

OCRエディタの操作手順 【高度なOCRとファイル変換】

ABBYY FineReader PDF では、より高度な OCR とファイル変換を備えた、OCRエディタ という機能を使用することで、「画像修正」「認識領域の変更」「領域テンプレートの作成」「認識結果の修正」など、細かな設定を変更できます。
本ページでは、OCRエディタの使用手順をご案内します。

  • 操作手順は ABBYY FineReader PDF 15、ABBYY FineReader 14 で共通です。
  • 本ページの内容は、中級者~上級者向けとなります。
  • 初心者の方は、【クイック変換手順】 のリンク先をご参照ください。

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ページ数制限について

まず、ABBYY FineReader PDF の製品版では、手動操作による OCR 処理やファイル変換のページ数 (およびファイル数)に制限はありません。

ページ数制限 (処理可能枚数) は、Hot Folder (ホットフォルダー) という自動処理機能にのみ適用されます。
Hot Folder は、コーポレートエディションのみに搭載された機能となり、スタンダードエディションには搭載されていません。

Hot Folder の詳細は、「OCRのバッチ処理とは」や 「Hot Folder のページ数制限について」にて詳しくご案内しておりますのでご参照ください。